RSウイルスワクチン

RSウイルス感染症は乳幼児においては重要な疾患であるが,有効な予防や治療はなく,対症療法が中心となる.2000年以降はハイリスク児に対するモノクローナル抗体であるパリビズマブの投与が行われてきた.2024年に母児免疫ワクチンおよび長期作用型モノクローナル抗体ニルセビマブが使用できるようになった.本稿では,RSウイルス感染症の疫学を述べた後,新たに加わったワクチンおよびモノクローナル抗体について概説し,我が国におけるRSウイルス感染症予防戦略について考察する....

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Podrobná bibliografia
Vydané v:日本周産期・新生児医学会雑誌 Ročník 61; číslo 1; s. 1 - 13
Hlavný autor: 倉澤, 健太郎
Médium: Journal Article
Jazyk:Japanese
Vydavateľské údaje: 一般社団法人 日本周産期・新生児医学会 2025
Predmet:
ISSN:1348-964X, 2435-4996
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Popis
Shrnutí:RSウイルス感染症は乳幼児においては重要な疾患であるが,有効な予防や治療はなく,対症療法が中心となる.2000年以降はハイリスク児に対するモノクローナル抗体であるパリビズマブの投与が行われてきた.2024年に母児免疫ワクチンおよび長期作用型モノクローナル抗体ニルセビマブが使用できるようになった.本稿では,RSウイルス感染症の疫学を述べた後,新たに加わったワクチンおよびモノクローナル抗体について概説し,我が国におけるRSウイルス感染症予防戦略について考察する.
ISSN:1348-964X
2435-4996
DOI:10.34456/jjspnm.61.1_1