分権的2レベル線形計画問題に対する対話型ファジィ計画法
本論文では, 上位レベルに1人, 下位レベルに複数の意思決定者(decision maker:DM)が存在する分権的2レベル線形計画問題に対する対話型ファジィ計画法を提案する.提案する手法は2段階からなり, 第1段では各DMの目的関数に対するファジィ目標を規定した後, 上位レベルのDMが満足度の最小許容度を主観的に設定するとともに, レベル間の満足度の比も考慮して, 必要となればDMの最小許容度を対話的に更新する.第2段では, 上位レベルのDMと下位レベルの個々のDMとの満足度の比を考慮しながら, 上位レベルのDMが個々の下位レベルのDMの満足度に対して最大許容度を主観的に設定し, 必要となれ...
Uloženo v:
| Vydáno v: | 日本ファジィ学会誌 Ročník 11; číslo 3; s. 482 - 491 |
|---|---|
| Hlavní autoři: | , , , |
| Médium: | Journal Article |
| Jazyk: | japonština |
| Vydáno: |
日本知能情報ファジィ学会
1999
|
| Témata: | |
| ISSN: | 0915-647X, 2432-9932 |
| On-line přístup: | Získat plný text |
| Tagy: |
Přidat tag
Žádné tagy, Buďte první, kdo vytvoří štítek k tomuto záznamu!
|
| Shrnutí: | 本論文では, 上位レベルに1人, 下位レベルに複数の意思決定者(decision maker:DM)が存在する分権的2レベル線形計画問題に対する対話型ファジィ計画法を提案する.提案する手法は2段階からなり, 第1段では各DMの目的関数に対するファジィ目標を規定した後, 上位レベルのDMが満足度の最小許容度を主観的に設定するとともに, レベル間の満足度の比も考慮して, 必要となればDMの最小許容度を対話的に更新する.第2段では, 上位レベルのDMと下位レベルの個々のDMとの満足度の比を考慮しながら, 上位レベルのDMが個々の下位レベルのDMの満足度に対して最大許容度を主観的に設定し, 必要となれば最大許容度を対話的に更新する.この2段階の対話により上位レベルのDMの意向を尊重しつつ, レベルの間のみならず上位レベルのDMと下位レベルの個々のDM間の満足度の達成バランスをも考慮した満足解が効率よく導出される.また, 得られる満足解は満足度の空間でのM-パレート最適性が保証されている. |
|---|---|
| ISSN: | 0915-647X 2432-9932 |
| DOI: | 10.3156/jfuzzy.11.3_124 |